

午前六時 新宿歌舞伎町 一番街の交差点
小さな身体と 絡まったイヤホンと 中古のギブソン
折れ曲がった チラシを無造作に 開きながら 君は
この場所へと 向かっておくれと 微細く告げた
いつかあいつの 教えた僅かな 頼りないコードと
いつかのあたしが 抱いたくだらぬ 予感を携えて
諦めるためだと 小さくこぼして 出て行く 君の
弱くて強い その足は静かに 震えていた
行先は遥か遠く ここではない 何処かへと
足音を刻み歩く 届いてるかい あなたへと
午後一時 西新宿一丁目 並木通り
幼稚園へと 急ぎ飛び乗る 汗まみれの背広
体温計でも 体重計でも測れぬ 娘の変化に
たった一人の親父が 情けなくも 気付けないなんてさ
この生意気は 君との日々 そのものだから
信じてるのさ 僕らはいつまでも 一緒だと
焦げたパンと 割れた目玉焼きと あの日の約束を
今日も明日も 君に供えて 家を出る
行先は遥か遠く ここではない 何処かへと
足音を刻み歩く 届いてるかい あなたへと
午後六時 新宿西口 地下広場のロータリー
大切な人へ 本当を 届けに行くのだと
いつか君が 教えてくれた 夢見た未来を
どうしたって 叶えてやれない 僕の全てを
袖の下の涙も 胸の奥の傷も
抱き締めて欲しいだなんて 愛して欲しいだなんて 我儘だよねと
夜風に浮かべた 君の詩よ この街の
あらゆるを超え どこまでも どこまでも飛んで行け
行先は遥か遠く ここではない 何処かへと
足音を刻み歩く 届いてるかい あなたへと
午後十時 眠らぬ街の 電飾を抜けて行く
あの日夢破れ 五年の月日を 走り続けて来た
現在も尚 ハンドルを握る 寂れたこの手に
悔しさが滲んだら 思い出される 乗客がいる
やり切れぬ事実に その旅の 行く手を断たれて
耐え難き絶望も その旅の 道連れにして
それでも それでも歩みを続ける あなたの
その美しい道程を 私は人生と 呼びたい
行先は遥か遠く ここではない 何処かへと
足音を刻み歩く 届いてるかい あなたへと
いつか いつの日か 辿り着けるのかい 何処かへと
- 作詞者
ENGINE
- 作曲者
ENGINE, グッナイ小形
- プロデューサー
ENGINE
- ギター
関口シンゴ

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道程 (feat. 竹原ピストル)
ENGINE
アーティスト情報
ENGINE
CREATIVE DIRECTOR / COPYWRITER 1996年生まれ。NPO法人Learning for All 広報・資金調達部門でキャンペーン・イベントのプランニング業務に従事し、250名以上のサポーターを獲得。その後、株式会社CAMPFIREでクラウドファンディングの企画・戦略のプランニング業務に従事し、600件以上のプロジェクトを支援 (合計流通金額5億円以上) 。現在はENGINEを設立し、 社会課題の解決に本気で挑む組織の戦略からクリエイティブ制作まで一貫した「統合クリエイティブ」を提供。
ENGINEの他のリリース
竹原ピストル
ENGINE
