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お決まりのカタルシス(catharsis)や歓喜の爆発(explosive drop)、そして救いのあるハッピーエンド(happy ending)を徹底的に焼き尽くし、「爆発しそうで絶対に爆発しない」という拷問のような焦燥感を描いた、前代未聞のオルタナティヴ・アンセムです。重厚に上昇し続けるオーケストラのビルドアップ(orchestral build that never resolves)のなかで、終わりのない待機という肉体的な重量(waiting-as-physical-weight)と、インターネット特有の壮大な孤独と哀愁(internet folklore sadness)を構築しています。
「1万年、40兆、水曜日。数字と時間がバグを起こすなか、何かが『来る』予兆だけが肥大化し、決して目的地には到着しない」という希望の不条理。サビに突入した瞬間に音が全開放されるどころか、逆に音響が消失する「空白のサビ(negative-space chorus design)」を敢行。リスナーがコメント欄で「まだか!」「ここで落とせ!」と悲鳴を上げるような、ネットの集合知と同期する弾幕構造(comment-flood architecture)がここにあります。最後は余韻に逃げるフェードアウトを拒絶し、「NOT YET(まだだ)」という最後の呟きが途切れた瞬間にゲートをプツンと遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂へと着地する、引き算の美学の極致です
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。