壱岐、風の中に眠る音。「IKI BLUE」Silent Landscapesのジャケット写真

歌詞

幻の航路・ジェットフォイル

Anna250R

海が 闇をまといはじめるころ

ひとつだけ 灯りが動きだす

それは 珍しい 夜の舟

静けさをのせて 島を離れる

筒城浜の 白い砂浜

いまは 月明かりの下で眠る

風が 想いを連れてゆき

おなじ夜を 渡るように

原の辻の 石碑も

辰ノ島の 水も やすらぐ

舟はただ そっと進む

海の鼓動に 身をまかせて

夜の海を 切る 光の筋

その上を 月の欠片が踊る

遠くの街の 灯りが

帰るべき方向を 教えてくれる

誰も知らない 夜の便

それは 願いのようでもあり

ひとつの 幻のようでもある

けれど この静けさは 本物だ

風に溶ける エンジンの音

静かな波の リズム

それが 命の答えのように

心を ゆるやかに動かしていく

舟が遠ざかるほどに

島の灯りが やさしくなる

またいつか 帰っておいでと

囁くように 瞬いている

この夜の海の向こうで

明日が 少しずつ目覚める

そして私は 静かに想う

この“帰り道”こそが いちばん美しいと

  • 作詞者

    Anna250R

  • 作曲者

    Anna250R

  • プロデューサー

    Anna250R

  • プログラミング

    Anna250R

壱岐、風の中に眠る音。「IKI BLUE」Silent Landscapesのジャケット写真

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―― 壱岐の光は、ただ“美しい”だけじゃない。
そこに生きた人々の祈り、海の記憶、時間の静けさがある。

壱岐の海と風が語る“音の旅”。
夜明けから夜の祈りまで、15の音風景で描く “光の島” の物語です。

Ambient × Minimal × Cinematic の構成で、
1時間を通して「壱岐ブルー」の静謐な世界を巡ります。

アーティスト情報

Simple Records

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