Lyric

ありがとう、さよなら

僕達の恋はまるで蜃気楼の様

ありがとう、ごめんね

僕はまだ手を振れずにいた

いつからだろう胸の中は

君の色に埋め尽くされたのです

僕の頬に触れるそよ風

春の匂いがしたんだ

こんな毎日がこれからもずっと

続くような気がしていたけれど

下書きのように上手くいかないな

モノクロの春が来る

夢のような日々をどうして

運命は僕から奪い去ったの？

光は瞬く間に過ぎ去って

"見たことない世界"へ飛んでいく

さよならを置いてどこへ行く？

ほら、この偽りの世界を壊して嘘だと

いつもの笑顔で僕を笑ってくれよ

君の声や仕草も全部

"誰かがもう覚えていないのだろう"

少しずつ褪せてゆく思い出のパレット

僕だけは忘れないから

バラバラになりそうな現実の中で

どれだけ朝を迎えても君はいない

光はどこにあるのだろう？

君だけが教えてくれた

鮮やかな景色に恋をして

気付けば君の虜になっていた

沢山の色を君だけが僕にくれたの

あの公園やあのコンビニも

いつもの帰り道この街

全てが君色に彩るキャンバス

僕だけのアトリエ

色付く世界に誘われて

降り注ぐ光があるから

懐かしいそよ風は春の匂いがした

君の姿を見つけた。

いつしか会えたら

春先の穏やかなそよ風を

じっと待っている