展延した音楽、譜面の上では、
平然と心音を無視している。
偶然の射倖は、部屋をもっと遮光する。
「両の瞼は閉め切ったまま」。
揺られ、靡く。窓の外は木漏れ日。
降られ、浴びる。籠の中は夕立。
無価値に、ぐらり、赤茶けた紫陽花。
咒いの代わりに、服む色彩。
多分、こんな感じなのかな、って、
誰かさんとの遣取の仕方が解けてきた。
磨り硝子で隔てて、揺らめく。
目が醒めて、夜はコマ送りに。
今、僕の両の瞼から、
世界はどんな風に見える?
鮮やか?それとも白黒で、
世界が、敵に見えるかな。
思い出せなくなるくらいにさ、
記憶領域の奥の奥に押し込む。
四角い、枠組みで切り取って、
脳に、損傷喰らうくらい、
灼き付けていなよ。
こうなって欲しい、在って欲しいのは、
いつだって押し入れからの景色なんだ。
色の付いた眼鏡でさ、嘘ばかりを視ていたんだ。
理論立てて描いては、「でもやっぱり」で空回り。
春、気色ばんだ世界、と期待。
未来を睨む様に、羨んでいた。
発条仕掛けからカラカラと音がしていた。
停滞。憧憬、半透明な純朴から。
今、僕の両の瞼から、
世界はどんな風に見える?
鮮やか?それとも白黒で、
世界が、僕の敵に見えるかな。
思い出せなくなるくらいにさ、
記憶領域の奥に押し込むみたいに。
四角い、窓枠で切り取って、
脳に損傷喰らうくらい、
灼き付けていなよ。
こうなって欲しい、在って欲しいのは、
いつだって押し入れからの景色なんだ。
色の付いた眼鏡でさ、嘘ばかりを視ていたんだ。
理論立てて描いては、「でもやっぱり」で空回り。
春、気色ばんだ世界、と期待。
未来を睨む様に、羨んでいた。
発条仕掛けからカラカラと音がしていた。
停滞。憧憬、半透明な純朴から。
- 作詞
Yunoshin
- 作曲
Yunoshin
Yunoshin の“両の瞼から、”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
Introduction #02
Yunoshin
- 2
僕にとっては灰の空が、
Yunoshin
- ⚫︎
両の瞼から、
Yunoshin
- 4
僕の死んだUFO、あとは退屈な音楽
Yunoshin
- 5
Outroduction #02
Yunoshin