歌詞

一日目、神様は風を奪った

高層ビルの吹き溜まりの隅で僕らは

未来を変える術も無く

二日目、神様は空を奪った

権力者は己が欲を満たす為だけに

毒を漏らし続けた

三日目の朝、喉元にサーベル

命乞いの言葉も知らずに自身の浅はかさを恨んだ

神様は命を奪った

壊れゆく世界で 懐かしい歌を聞いた

時間が止まる様な そんな気がした

キミと出逢った 世界の涯て

四日目、神様はぬくもりを奪った

太陽が届かない空の下で僕らは

震えながら抱き合った

五日目、神様は大地を奪った

濁流に飲み込まれる仲間達を

強く手を繋いで見送った

六日目の朝、息苦しくなって

此処に居る事を確かめる様に、何度も何度もキスをした

神様は呼吸を奪った

壊れゆく世界で 懐かしい歌を聞いた

時間が止まる様な そんな気がした

キミと出逢った 世界の涯て

七日目の朝

神様は、キミを奪った

約束は果たせないまま 此の世界線も もう閉じる

何万年と繰り返し その度に抉られてゆく

俺は叫んだ　ただ叫んだ　喉が潰れるまで叫び続けた

壊れゆく世界で 懐かしい歌を聞いた

時間が止まる様な そんな気がして

零れた言葉

そしてまた何度だって繰り返す