

返しそびれた鍵をポケットに入れたまま
鏡の私に微笑んでみせる
雨上がりのバス停で
似た背中に息を止め
すぐに目を逸らした
泣くことも忘れた頃に
やっと雨は上がるのね
この街で一人でいることが
こんなに静かだとは知らなかった
珈琲が冷めてゆくように
あの夏も終わっていった
それでも私は今日も
ここに座って空を見てる
折り畳んだ古い手紙一枚
インクだけが褪せていく夜
あなたの好きだったジャズが
スピーカー越しに流れてる
まだ消えない温度がある
涙が出ない夜ほど
心は深く沈んでる
この店の隅で息をすることが
今の私にはちょうどいい
珈琲が冷めるその前に
少しだけ前を向ける
それでも私は明日も
ここから歩き出せるはず
愛してたのか 愛されてたのか
今となっては分からない
ただひとつだけ確かなことは
あの時間は本物だった
弱いままでも生きていける
雨の後には光が差す
泣くことも忘れた頃に
やっと雨は上がるのね
珈琲はもう冷めきって
あの夏も遠くなった
それでも私は今日も
ここに座って前を向いてる
窓の外に夕陽が沈み
この店を出たら歩き出そう
私の明日へ向かって
- 作詞者
Alexsophie
- 作曲者
Alexsophie
- プロデューサー
Alexsophie
- ソングライター
Alexsophie
- プログラミング
Alexsophie

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返しそびれた鍵
Alexsophie
『返しそびれた鍵』
雨に濡れた窓辺で、手のひらに残るひとつの鍵。
返すこともできず、ただ時間だけが過ぎていく夜を描いた静かなバラードです。
冷めていく珈琲のように遠ざかる日々。
それでも、消えない温度を抱えながら、そっと前を向こうとする心を、繊細なアコースティックサウンドで紡ぎました。
雨の気配とともに流れる、内省の一曲です。
アーティスト情報
Alexsophie
私はソングライティング・アーティストとして、自身のビジョンと言葉を起点に楽曲を設計しています。 制作ではAIを編曲や音像設計を拡張するための制作ツール(楽器)として活用し、最終的な表現と判断はすべて自ら行っています。 Alexsophie名義で、Apple Music、Spotify、Amazon Musicなど主要音楽配信プラットフォームに作品をリリース。 YouTubeでは楽曲作品を、Instagramでは制作過程や作品世界を発信しています。 アーティスト名は、愛犬Alexと愛猫Sophieに由来します。 人間の感性とテクノロジーの可能性を融合させ、静かな余韻と物語性を大切にした楽曲制作を行っています。
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