

「助かった」って言われた日は
帰り道の足が少し軽い
私じゃなくても回る仕事を
今日は私が終わらせた
コンビニでパンと水を買う
レシートに数字がひとつ増える
生きていれば それだけで
誰かの何かにはなるらしい
だから何、って思うくせに
何もない日は心細い
何かしていれば
ここにいてもいい気がする
愛されたい
ずっと前から
そう思ってる
でも私は
誰かをちゃんと
愛せたことがあるんだろうか
欲しい
寂しい
もっとこっちを見て
そんなことばかり
よく覚えている
私が渡したものを
数えようとして
途中でやめた
何を変えればいい
「そのままでいて」って
言われた夜がある
ありがとうって笑って
少しだけ安心した
でも次の日にはまた
何かを直そうとしてた
もっと優しく
もっとちゃんと
もっと誰かみたいに
理想の自分を浮かべても
いつも顔だけが見えない
今のままでも
いいところくらい
きっとあるんだろうけど
そう思おうとするたび
誰かの話みたいになる
誰かの一番になりたい
言葉にすると
少し恥ずかしい
順位が欲しいわけじゃない
私がいなくなったところに
すぐ誰かが座るのが
少し嫌なだけ
私のぶんだけ
空いたままになる場所が
ひとつくらい
あってほしい
それくらい
許してほしい
今日は誰にも褒められなかった
誰も助けなかった
誰も笑わせなかった
返事をひとつ後回しにして
少し嫌なことも考えた
それでも
ごはんを食べて
歯を磨いて
明日の服を置いて
アラームをかけた
そんなことで
何になるんだろう
何にもならなくても
いいんだろうか
何を変えればいい
何が足りない
わからないまま
ここまで来た
誰かに喜んでもらえた日は
少しだけ息がしやすくて
ひとりになれば
また元に戻る
いつか
誰かひとりの声じゃなく
自分を説得する声でもなく
この世界の
どこかから
生きてていいよって
聞こえる日が
来るんだろうか
たぶん私は
聞こえたとしても
すぐには
信じないんだろうけど
わからない
まだ
わからないけど
明日のアラームは
もうかけた
- 作詞者
スタジオ スコシナナメ
- 作曲者
スタジオ スコシナナメ
- プロデューサー
スタジオ スコシナナメ
- プログラミング
スタジオ スコシナナメ

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何を変えればいい。
スタジオ スコシナナメ
「何を変えればいい。」は、役に立つことと、ただそこにいていいと思えることの間で揺れる気持ちを描いた楽曲。
愛されたい、受け入れてほしい。でも、自分は誰かをちゃんと愛せているのか。このままでいいのか。答えの出ない問いを抱えたまま、それでも日常は続いていく。
ピアノ、ベース、ドラムを軸にした約120BPMのオルタナティブ・ポップで、重い言葉とは対照的に、生活が前へ進んでいくようなリズムを重ねた一曲。
アーティスト情報
スタジオ スコシナナメ
日常の中に残る、うまく言葉にできない気持ちを音楽にするプロジェクト。 誰かと過ごしたあとの帰り道、言えなかった一言、間違ってはいないのに少しだけ残る違和感。 そんな小さな感情の揺れを、日本語の歌詞とピアノを軸にした静かなサウンドで描く。 「日常を、すこしナナメから。」を合言葉に、2026年より音楽作品のリリースを開始。
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