

夜の底で 形だけ残った
僕という影の 骨を拾う
言葉の皮を 剥がしたあとに
ようやく見えた 真の記憶
息をするたびに 軋む音がして
それでもまだ 立っていた
夜の骨を 確かめるように
震えた心が まだここにいる
ひび割れた夢を 抱いたまま
消えない痛みが 僕を呼んだ
空っぽの声が 胸に触れた
誰のものかは 思い出せない
遠くで揺れる 街の残響が
僕の輪郭を 縫い直してく
夜の骨が 鳴っている
消えかけた灯りを 拾い上げて
もう一度だけ 歩き出せる
たとえ影だけ 残ったとしても
- 作詞者
灰の距離
- 作曲者
灰の距離
- プロデューサー
灰の距離
- ギター
灰の距離
- ベースギター
灰の距離
- ドラム
灰の距離
- ボーカル
灰の距離

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夜の骨 (オリジナルver)
灰の距離
夜の底に静かに残った、
“形だけの自分”に触れるような曲。
言葉や感情の皮がすべて剥がれ落ち、
最後に残るのは、かすかな温度を宿した骨格だけ。
その脆さと強さのあいだに揺れる瞬間を捉えた、
灰の距離による深い余韻のエピローグ。
アーティスト情報
灰の距離
灰の距離は、佐藤怜(Vo/Gt)、森川蓮(Ba)、美咲(Dr)による日本の3ピース・ロックバンド。 冷えた都市の空気と内側に残る熱をテーマに、乾いたギターとタイトなリズムで焦燥と静寂を鳴らす。 そのサウンドは、NUMBER GIRLやFUZZY CONTROLに通じる衝動性と、現代的な無機質さを併せ持つ。 「燃え尽きる前の光」を描くように、灰の温度を測るように、彼らの音は常にギリギリのところで生きている。
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