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半世紀にわたって日本ジャズ界を牽引してきたテナーサックスのマエストロ・山口真文の5年ぶりのニューアルバムです。脇を固めるのは小牧良平(b)と本田珠也(ds)という信頼する腕利きプレイヤー。あえてピアノを排したコードレス・トリオという編成で臨んだ意欲作です。 “コードレス”ゆえに立ち現れる広い空間に、山口真文の音像が造形されていく様はじつにスリリング。高純度かつ高濃度のサウンドが上質な緊張感を生み出します。
1946年佐賀県生まれ。1970年に川崎暸バンドでデビューを果たし、翌71年にジョージ大塚クインテットに迎えられる。74年に退団すると自己のカルテットでの活動を開始し、76年に初リーダー作『アフター・ザ・レイン』を発表。同年、鈴木宏昌コルゲンバンド(のちの〈ザ・プレイヤーズ〉)に加入し、ジャズ・フュージョンシーンの最前線で活躍する。81年にはトニー・ウィリアムス、ミロスラフ・ヴィトウス、ケニー・カークランドを従えた3rdアルバム『MABUMI』を発表。世界の頂点に位置するミュージシャンと対峙しながら自身の世界観を表現した、みごとな手腕が高い評価を受ける。現在も老舗ジャズクラブ・御茶ノ水〈NARU〉のレギュラー出演を務めるなど、日本のジャズシーンを牽引。2022年には、〈Days of Delight〉からコードレストリオによる『Trinity』をリリースした。
Days of Delight