Lyric

君が部屋を出て行くなら

もう誰も知らない街に住んで

ぼーっと海とか眺めているの

そうやって人生を消費して

白いシーツに纏わりつく

私1人ぼっち体温がもう

深海よりずっと冷たくてさ

白昼夢ごと散って気絶した

夏の終わりと共に

閉園する遊園地

2人眺めたメリーゴーランド

まだ頭の中をループする

ふわり舞った君と夏を泳いだ

ゆらゆら漂うジェリーフィッシュ

風を待って透明になった

君が笑うだけ

交差点、溶けたアイス、帰り道

何度も振り返り手を振っていた

蜃気楼、君の声が胸の奥

毒みたいに残ってるだけ

君を歌ったラブソングは

もう何曲目なんだろわかんないけど

キャラも口調もなんかブレブレ

葛藤しては消してまた歌う

君と暮らした街に

何故か私住んでいる

2度と帰ってこないなら

愛情も処分してよね

2人ぎゅっと手を繋いで歩いた

キラキラ眩しいsweet days

綺麗だった思い出を詰めて

海に流すだけ

改札、いつものカフェ、待ち合わせ

選んでくれたあのイヤリング

ひとつだけ無くしたけど

捨てられない

浮遊、夢遊して

過ごした時間長くて

「失恋」なんかじゃ片付かない

でもこれで終わりだね

運命とか言っちゃうのは

間違っていた

2人ずっとこの街を泳いだ

ゆらゆら漂うジェリーフィッシュ

この街が私好きなんだ

1人になっても

交差点、溶けたアイス、帰り道

何度も振り返り手を振っていた

蜃気楼、君の姿揺らめいて

連れ去られて泡になるだけ

泡になるだけ