Hamburger Front Cover

Lyric

hansode

Nazuka

たったひとつだけ知っているそのことを

きっと僕以外はずっと前に知っている

季節が過ぎて変わる景色とともに

馴染むように少しずつ僕らも変わる

風が吹く 暖かな空気がまとわりつく

人々は長袖を捲ってアスファルトを踏む

それまでは見えなかった君の袖の向こうの色

遅めの春が訪れた

たったひとつだけ離れているこの席の

距離をたった1mmも埋めたことはない

もしも僕のほうを振り向くことがあるなら

そのまま外へ君を連れていきたい

汗を拭く 蝉の声が季節を知らせている

隣の半袖を見て焦りはじめる

もうすぐしばらく会わなくなってしまうから

忘れないように焼き付けた

君の色 天井に映し出してみる

そんなことしていたら季節は過ぎていった

風が吹く 木枯らしの空気でささくれていく

人々は長袖を纏ってアスファルトを踏む

もうすでに見れなかった君も袖も向こうの色も

さよならすら交わさなかった

新しい風が塗り替えた

  • Lyricist

    Nazuka

  • Composer

    Nazuka

Hamburger Front Cover

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