Lyric

待たせてばかりでごめんね と

忙しいの それが口癖で

いつからか離れてく距離を

気付かぬフリした

おそろいのもの

フォルダーの中の

笑いあった思い出が

二人の歩んだ確かな証だから

消せやしないよ

あなたがいた

この街を今は一人で歩いてく

散らばるかけらを集めれば

あの頃の思い出が蘇るのに

あなたがいない

この街の景色は色褪せていく

二人で見ていた街の灯も

揺れながら消えていく

思い出が遠くなっていく

別れると噂の観覧車

夜の空に赤く浮かんでる

あそこから眺めてた

景色は煌めいてたのに

思いつく理由 並べてみても

あの頃には戻れないよ

変わらない気持ちは

取り残されたままで

あなたを探してる

離れていく

あなたの背中を追いかけ走ってゆく

夢の中でさえ届かずに

悲しくて目が覚めた一人きりの夜

滲んだ世界

俯かないように夜空を見上げてる

こぼれ落ちないように目を閉じた

思い出が暗闇の中で小さく

揺れている

あなたがいた

この街を今は一人で歩いてく

あなたが好きなの 会いたくて

こんなにも思い出が蘇るのに

あなたがいない

この街の季節も過ぎ去っていく

二人で歩いたこの道で

今一人、口ずさむ

思い出が歌になってゆく