Lyric

「どうすれば良かった？」

冷たい世界と

取り残されて疼く傷口

乾く喉と目

星のように散らばる数多の運命

零れぬよう掬い出し

一人、二人、消えてく

消えてかないで

置いてかないで

何もかも奪われ白と成る

「果ての先には何があるの？」と

答えなどわからないまま。

「いつか会える」と

貴方は言うけれど

与えられた光に怯える

私は会えない？

残酷な音を刻む時は止まらない

訪れたその時には

脆く、醜く消える

朽ち果てていく

錆びついていく

色褪せたまま

戻らないまま

「闇の中に帰りたい」なんて

誰も聞いてくれはしない。

これでよかった？

正しかった？

水面に映る私はだあれ？

淡く映る「それ」が誰なのか

ようやくわかったよ。

何もないの！

此処にはないの

居場所も人も私さえも。

鈍く歪む色の無い空が

私を只嘲笑うの。

やがて来るおわりがこんなにも醜いなんて

「知りたくなかった」「辛かった」

避けられぬと知ってたのに

「幸福」も「苦痛」ももういらないの。

十分だから…。