歌詞

眠る眼は宙を舞う夢を見る

足元は黄色い線の前で震えている

くり返される台詞はこの場所から救ってくれる

閉じてため息してはまた空を飛ぶために眠りにつく

食べ尽くす前にもっと知りたかった

世界のこと 君のこと

人生はただの暇つぶしだったっけ

爪が伸びて 髪の色が変わって

くしゃみをして また春を知る

「前にしか進めないのだから」って

過ちを過去になんてしたくない

何度目かも知れぬ彼の思い出をなぞる

文字の中を踊る彼女に想いを馳せ目を閉じる

思い出すことなど無いような今日も

忘れられない君のことも

同じ時間なんて笑ってしまうわ

君を想う この一瞬だけでも

見るに耐えぬ私の唯一の尊さ

「振り返るだけ無駄なことだよ」って

過ちを痣になんてしたくない

めくるだけでまた始まる彼を

羨むなんて馬鹿げてる

もし会えたとしても言葉が

見つからないだけなのにね

爪が伸びて 髪の色が変わって

春の訪れを認められず

流れゆく日々に手を伸ばすことも

諦めてしまえば

君の隣安らいだ私は

過去になればいなくなってしまうでしょう

暇つぶしだろうと構わないから

あの頃の私のままでいさせて