

ざらついた空
においが揺れて
あの頃の影が 笑ってた
帰る道 ほこりを蹴って
誰がいちばん はやいかって
ランドセル 揺れて 光る
同じ明日を 目指してた
風が抜けた
空の端に
光がこぼれて
僕たちの声が 溶けた
汽車が来た
ゆっくり 大きく
僕たちは 走るのをやめた
風の中で ただ 見とれてた
世界が動くのを 聞いてた
手のひらの 汗と光
友だちの影が 伸びて
誰もしゃべらず ただ 見てた
眩しくて 泣けた
ポーッと響く あの音が
まだ胸に 残ってる
あれは今でも 覚えてる
僕の中で だけ
汽車が通る
夢の中を
少しだけ 遅くなった時間
僕たちは ただ 見とれてた
もう どこにも ない 夕焼け
静かだった
汽車のあと
僕の夏が 止まった
- 作詞者
なると金時
- 作曲者
なると金時
- プロデューサー
なると金時
- プログラミング
なると金時

なると金時 の“夕焼けの汽笛”を
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ストリーミング / ダウンロード
音でめぐる「記憶」の三章。
笑い声、汽笛、光 消えても残る夏の記録。
アーティスト情報
なると金時
なると金時 青春パンクの衝動とLo-fiサウンドの静かな熱を融合。 “ふざけながら本気で生きる”をテーマに、日常の怒りや寂しさ、そして笑いを、ノイズと余白で描き出す。
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