歌詞

カランと氷が歌うグラス

今夜もいつもの一杯を

一口飲んで 目を閉じれば

レモンサワーの歴史を思い出す

時は明治 文明開化の風

横浜の港でシンタロウは 時代の 寵児

舶来の品に囲まれ 夢を見ていた

蒸し暑い夏の午後 焼酎で喉を潤す

シンタロウは考えた

「ああ、この焼酎がもっとうまくならぬものか！」

その目に映る 異国の泡立つソーダと

隣で香る 黄金の太陽「レモン」

その瞬間、歴史は弾けた！ 彼という名の奇跡が！

焼酎！ソーダ！レモンが出会う！

脳天を突き抜けた衝撃が 扉を開いた！

これが！ レモンサワー物語！

グラスの中に生まれた神話！

ああ 彼が始める物語！

「この酸っぱさ、実にさわやかだ！」

シンタロウの叫びが世界を変えた

レモンとさわやか 合わせて その名はレモンサワー

新しい時代の幕開けとして 瞬く間に日本中へ

泡のひとつぶひとつぶに未来が見えた

百年後の君たちが笑ってる顔が見えた

この一杯が時代を繋ぐなら

シンタロウは思わずニヤつく

届け！ 時を超えてこの一杯！ レモンサワーのきらめきを！

焼酎！ソーダ！レモンの出会いは！

歴史を変える革命なんだ えいえんに！

これが！ レモンサワー物語！

百年先も語り継いでくれ！

ああ 彼が紡いだ物語！