歌詞

タバコの煙が醸し出す街の喧騒

ストライキで電車が週末に止まるだなんて

唯一動いた一本がホームを出たとき

僕は駅のトイレの個室の中で

考える人のポーズをしていた

モツサンドの屋台で赤ワイン頼んだ時は

屋台のばあちゃんもサンド作りながら

同じワインを飲んでた

どの店でも注文していないパンが出されて

だけど、どの店のパンも全部全然違う味がした

挨拶の間が好きだったの、ほんとに好きだった

言葉遣いを考えて話す、

そういうのとは違くて

忘れ得ぬ時間が、思い出が沢山あったのに

もうGrazieも言えない、この国では

誕生日を市場で祝う素敵な老夫婦

彼らに酒を注がれ市場の中で歌もうたった

肌の色、瞳の色が違うその場にいたみんなで

2人への祝福を込めに込めに込めた

バースデイソングを

挨拶の間が好きだったよ、ほんとに好きだった

日を跨いでも続く君の手料理も、

ベランダでのあれこれも

スキップで今、海4つを

直ぐに越えてゆけたなら

でもGrazieも言えない、また逢う日まで

もうGrazieも言えない