

静寂に溶ける夜の隙間で
蝋燭の灯りが揺れている
微睡(まどろ)む影に触れた指先
冷えた硝子のように脆く
愛の形を知らぬまま
痛みだけを抱きしめていた
満たされない空腹のように
ただ、求め合うだけ
今宵もまた 誰かの夢の続きを
壊れた時計の針に委ねて
酔いしれたまま踊る幻
明日はきっと来なくていい
乾いた唇に残る言葉
言いかけて消えた願い事
夜の底で絡まる声が
哀しく響いていた
手を伸ばせば ほどけてしまうのなら
このまま夢の中でいい
夜明けなんて要らないから
ただ、傍にいさせて
- 作詞者
Tukuyomi
- 作曲者
Tukuyomi
- プロデューサー
Tukuyomi
- レコーディングエンジニア
Tukuyomi
- マスタリングエンジニア
Tukuyomi
- キーボード
Tukuyomi
- ボーカル
Tukuyomi

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幻灯
Tukuyomi
「壊れた時計の針に委ね、今宵も幻に踊る——。」
揺らめく蝋燭の灯り、静寂に溶ける夜の隙間。
触れれば壊れそうな想いを抱えながら、
夢の続きを求めて彷徨う。
『幻灯』 は、幻想的で儚い旋律が心に染み込むナイトバラード。
揺れるピアノと深く響くストリングスが、
届かない言葉、ほどけてしまう願いを映し出す。
「夜明けなんて要らない、ただ夢の中にいたい——。」
そんな一瞬の儚さを、静かに包み込む一曲。
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アーティスト情報
Tukuyomi
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