砂とサンダルのジャケット写真

歌詞

花火ら

知花タイ

ねぇ きみが声を閉じた夜には

空の片隅で 小さな音がした

遠くで花火が開いたみたいに

誰も気づかず消えていったけど

それでも きみは立っていたよね

誰にも見えない足取りのまま

呼吸ひとつぶんの勇気とかを

手放さずに持っていたのだろう

きみが今日ここにいることが

どこかの空をあたためている

言葉にならないままの光が

胸の奥でずっと続いてる

転んだ場所に咲く花びらがあって

それは痛みとすこし似ていた

だけど きみが拾ったその色は

やがてやさしさになるのだろう

夜空を見上げた その瞬間に

花火が音もなく開くことがある

すぐに消えてしまうとしても

確かに誰かの目に残ってる

わかってほしいわけじゃなくて

ただ きみがきみのままでいられるように

僕は火を灯す準備をしてる

きみのそばで 小さく光るために

きみが今日を越えてくれたから

明日を見ようとする人がいる

それはとても静かなことだけど

たしかな祈りに似ている

たとえ名前のない光でも

夜空に咲いて散る花火だとしても

きみの一瞬が 誰かの夜に

あたたかく残ってゆくのだろう

  • 作詞者

    知花タイ

  • 作曲者

    知花タイ

  • ミキシングエンジニア

    知花タイ

  • マスタリングエンジニア

    知花タイ

  • ボーカル

    知花タイ

砂とサンダルのジャケット写真

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