

ねぇ きみが声を閉じた夜には
空の片隅で 小さな音がした
遠くで花火が開いたみたいに
誰も気づかず消えていったけど
それでも きみは立っていたよね
誰にも見えない足取りのまま
呼吸ひとつぶんの勇気とかを
手放さずに持っていたのだろう
きみが今日ここにいることが
どこかの空をあたためている
言葉にならないままの光が
胸の奥でずっと続いてる
転んだ場所に咲く花びらがあって
それは痛みとすこし似ていた
だけど きみが拾ったその色は
やがてやさしさになるのだろう
夜空を見上げた その瞬間に
花火が音もなく開くことがある
すぐに消えてしまうとしても
確かに誰かの目に残ってる
わかってほしいわけじゃなくて
ただ きみがきみのままでいられるように
僕は火を灯す準備をしてる
きみのそばで 小さく光るために
きみが今日を越えてくれたから
明日を見ようとする人がいる
それはとても静かなことだけど
たしかな祈りに似ている
たとえ名前のない光でも
夜空に咲いて散る花火だとしても
きみの一瞬が 誰かの夜に
あたたかく残ってゆくのだろう
- 作詞者
知花タイ
- 作曲者
知花タイ
- ミキシングエンジニア
知花タイ
- マスタリングエンジニア
知花タイ
- ボーカル
知花タイ

知花タイ の“花火ら”を
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- ⚫︎
花火ら
知花タイ
- 2
夕立
知花タイ
- 3
砂とサンダル
知花タイ
- 4
ティンカーベル (灰)
知花タイ
- 5
マンタ乗り
知花タイ
- 6
おえかき
知花タイ
- 7
さんさん
知花タイ
- 8
ウミネコのおうち
知花タイ
- 9
アーモンドミルクを注いで (あ)
知花タイ
- 10
ころがる (demo)
知花タイ
- 11
大好き (demo)
知花タイ
アーティスト情報
知花タイ
2007年(12歳)、沖縄の地元コミュニティで創作活動を開始。次第にインターネット上の個人サイトや2ch等に創作物のアップロードを始め、名義や拠点を転々としながら不安定な活動をしていた。30歳の年となる2025年、本名に近い“知花タイ”としてアルバム配信を開始した。
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