Echo Reportのジャケット写真

どうにかまだ 残っているようで

どうやらまだ 残せているようで

それがなんか嬉しかった

それがなんか嬉しかった

不完全を飼い慣らしている

時々、虚ろがバレている

溢れるもの

止めようがない

ただ青に染った

怠惰を拒んでいる

時々、君を愛している

築いたもの

崩れようがない

ただ青に嫌われた

音は飽和している

お飾りの人格は澱んでいる

維持すること

止めようがない

ただ青に染った

格好の先に行けば

相当は大丈夫な気がしている

持ちうるもの

崩れようがない

ただ青に嫌われた

それがなんか嬉しかった

それがなんか嬉しかった

それを壊してしまっていた

それを壊してしまっていたまま

安定的なその様を

震わせて狂わせてやりたいよ

重なるステレオに

あの藍色のイメージを

上手く行くはずだった

上手く行くはずだったんだ

けど、嬉しかった

なんか嬉しかった

  • 作詞者

    矢﨑史也

  • 作曲者

    矢﨑史也

  • プロデューサー

    マリースメック

  • ギター

    矢﨑史也

  • ベースギター

    クワエコウスケ

  • ドラム

    オオエヒデアキ

  • ボーカル

    矢﨑史也

Echo Reportのジャケット写真

マリースメック の“後味”を

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『Echo Report』は、10曲を通して“情緒の輪郭”を丁寧に再構成するアルバムだ。
特徴的なのは、派手なカタルシスを避けながら、静かな揺らぎだけで物語を成立させている点である。オープニングの「無色/現在地」における語彙の簡素さは、本作の美学を端的に示し、その後の曲順にも一貫した節度がある。
「Curtain」や「六月」では、言えなかった言葉や曖昧な関係性を、直接的な表現に頼らず“空白”として配置する感覚が光る。ミドル以降は、四つ打ちやシマーリバーブといった異なる音像を導入しつつも、情緒の密度を崩さないバランスの良さが際立つ。
終曲「ゆられて、ゆらめく」に至るまで、過剰さが一切ない。
静けさそのものを主題化した、きわめて繊細な作品である。

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