Echo Reportのジャケット写真

歌詞

ドライ

マリースメック

あの子との日々を諦めて

要らぬことばかり口にして

別れと出会いを繰り返して

しょうもねえ

実りある日々を諦めて

初めから策を企てて

か細い才能を誇張して

しょうもねえ

良いも悪いも特に無くて

強気も弱気も持ち合わせて

絆も争いも捨て去って

しょうもねえ

突然の春に涙して

夏と秋 足を動かして

冬の趣に飲み込まれて

しょうもねえ

ヒビ入りの生活に意味を見い出す

差す光に 不要の名札をつける

その一節に万の解釈があるのなら

年を重ねる理由になるのでしょう

君の外側だけ抱きしめて

君の内側に気付けなくて

君の答えにだけ悲しんで

しょうもねえ

君を喜ばせた気になって

君を悲しませた気になって

君にまだ思いを馳せている

しょうもねえよ

  • 作詞者

    矢﨑史也

  • 作曲者

    矢﨑史也

  • プロデューサー

    マリースメック

  • ギター

    矢﨑史也

  • ベースギター

    クワエコウスケ

  • ドラム

    オオエヒデアキ

  • ボーカル

    矢﨑史也

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『Echo Report』は、10曲を通して“情緒の輪郭”を丁寧に再構成するアルバムだ。
特徴的なのは、派手なカタルシスを避けながら、静かな揺らぎだけで物語を成立させている点である。オープニングの「無色/現在地」における語彙の簡素さは、本作の美学を端的に示し、その後の曲順にも一貫した節度がある。
「Curtain」や「六月」では、言えなかった言葉や曖昧な関係性を、直接的な表現に頼らず“空白”として配置する感覚が光る。ミドル以降は、四つ打ちやシマーリバーブといった異なる音像を導入しつつも、情緒の密度を崩さないバランスの良さが際立つ。
終曲「ゆられて、ゆらめく」に至るまで、過剰さが一切ない。
静けさそのものを主題化した、きわめて繊細な作品である。

アーティスト情報

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