緑の時代のジャケット写真

歌詞

夢のなかの音楽

山田稔明

夢のなかで見つけた あの完全無欠なメロディ

泡のように溶けてゆく あの3分半の幻

ほらいつだってこんな気分

すれ違って 忘れてゆくだけ

狙いさだめて 手を伸ばしても すり抜けてゆく

迷い込んだ地図の上 いつかどこかで見たようなデジャヴュ    

羽根のように舞い上がる 僕の偏見だらけの Point of View

ほらいつだってこんな気分

僕は首に鈴つけた猫 ああ

たとえ遠く離れても すぐに君の腕の中

なにもかもがそっと思い出に塗り変わってゆくのなら

それはただ 味気ない ポストカードみたいだな

僕も君もそっと緩やかに歳をとってゆくのだろう

僕は今 なけなしの3分半に 光を閉じ込めた

耳の奥で鳴り響く 声の大きな誰かのセオリー

僕がずっと望むのは 始まりも終わりもないメロディ

ほらいつだってこんな気分

まるで切子細工のびいどろ

空に透かして 目を細めても また夢のなか

雨が降れば きっと陽炎は透き通って消えるから

僕がまた 水彩のペンでそっと色を塗ろう

僕も君も きっと気づかないふりで待っているのだろう

僕は今朝 一番近いポストから 思いを打ち明けた

  • 作詞

    山田稔明

  • 作曲

    山田稔明

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山田稔明がGOMES THE HITMANのメジャー・デビュー15周年(2014年時)、ソロ名義でのリリースから5周年(同)という節目にリリースする作品集。小学生の頃に書いた詩から生まれた曲や学生時代に作った曲、ソロ活動を意識するきっかけになった歌など、これまでに残してきた楽曲からセレクト、再編集、再録音したアーカイブス的作品。

アーティスト情報

  • 山田稔明

    1973年生まれ、佐賀県出身。バンド「GOMES THE HITMAN」で'99年にメジャーデビュー。様々なアーティストへの楽曲提供と並行してソロでの音楽作品発表や執筆も行う。愛猫家としても知られ、著書に愛猫との日々を綴った自伝的小説『猫と五つ目の季節』、写真絵本『ひなたのねこ』、エッセイ集『猫町ラプソディ』がある。最新作はGOMES THE HITMANとしての新作『memori』(2019)。公式サイトはhttp://www.gomesthehitman.com、インスタグラムは@toshiakiyamada

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