Lyric

空がこぼした わずかな涙ともに

街は寂しく 息をする

涙は私に冷たく刺さる

綺麗なままで覆ったはずなのに

それでも私はさまよっていく

トゲだらけの足でどこまでも

買ったばかりのきれいな靴は

傷だらけになって

ゴミ箱に捨て去った

はみ出たつま先

涙が零れ落ちた

相変わらず街は

わたしを気にせず

いつも通り息をしている

気づいていても

見て見ぬふりで

わたしの横を通り過ぎていく

寂しがり屋で独りぼっちな

こんな自分が嫌いになって

消えてしまいたくって

泣いてしまいそうで

空のようになっていく

空から溢れ

涙は今も降り注ぐ

窓の星空 流れ星

描いたスキマにある現在

変わりゆく姿は私を見つめる

差し出す手のひら 触れていた

止まった景色に滲む色 まぶしくて

見上げた 青空

吹く風 通り抜けた

空は透き通って

乾いた風だけ

いつも通り街は 息をしている

流れた涙は

いつかキレイになって

私をそっと包み込む

あの日捨てた 靴を履いて

立ち上がり 進み続ける

前を向き 胸を張る

足は刻み始めた

先の見えない道筋を

進む先なんて

誰もわかってなくて

たどり着く場所が 理想と違っていても

壁に阻まれて

止まったとしても

ガラスのように 砕いてしまえばいい

今この道を歩いてる私

この物語を紡ぐのは私

なら思い通りに 生きていけばいい

主人公は私だから