歌詞

心に鎧まとったままで歳とって 腐っていく

そんな誰彼ばかりがここで 理性とおせんぼ

音に絡まり踊った大人 奇怪で笑っている

隣あわせに並んだ肩がぶつかったって知らん顔

骸骨になるまで泳ぐ孤独

安息の日はまだ尊く遠のく

宵越しの燃料なんかいまやいらないの

半径何尺か分の空間が対価

散々賞の過去も 早々空の向こう

ちんとんしゃんてんと不安定なステップを

単細胞さ今日も きっと走馬灯もメロウ！

断線寸前の不安定なステップを わたって

土台ぐらつく未開拓のチューン

突っ立ってくらっている

音のまにまに演者はにかみ 同調滑走路

かたやわが道 ぺらいもんだこと

A.k.a.無難ミュージック

四の五の歌い 挙句の果てに書き足したセイホー

照明のさす会場も かんかんの炎天も

光沢のない表情も 爆音で桃源郷

単調矮小な命も 颯爽と今日育つの

少年のように募っていた初期衝動と

センセーションの過去も

もう 0 コンマ秒で死亡

ちんとんしゃんてんと不安定なステップを

シャンソンショーも依存症も

霞むくらい叫んだフロウ

G 線上 喧騒 鳴らすわ幾星霜

耳鳴りの夜中にも 満ち足りたつもりの日も

聴き慣れた音鳴れば でたらめに踊る馬鹿でいたい

分からない罠ばかり なみなみとあふれてしまっていたって

わたってのぼって腐っていこう堂々

散々賞の過去も 早々空の向こう

ちんとんしゃんてんと不安定なステップを

点線上の今日も 謙遜も左脳も不要

いっせのせと不安定なステップを のぼって