Lyric

二人で最後に撮りたかった写真

声をかけることも出来ないまま

あれから何年過ぎただろう

桜咲く季節にあの頃に戻る

いつもの席に座って

今日が最後だと言い聞かせてた

それでもまだ信じられない

みんなとシャッター何度押しても

チャイムの音が鳴り響いて

廊下が騒がしくなっていく

みんなと話しながらもどこか

君の姿を探してた

二人で一緒に撮りたかった写真

声をかけることも出来ないまま

これが最後

もうチャンスなんてない

桜が舞う

ひらひら

あたしを残して

別れと分かっていても

いつも踏み出せないでいるあたし

失敗は恐くないって

いつから思えなくなってたの？

チャイムの音が鳴り響いて

タイムリミットを匂わせる

心は焦りながらも　なぜか

ムリヤリ笑顔

作ってた

二人で一緒に撮りたかった写真

目が合っても足は動かないまま

これが最後

もうチャンスなんてない

桜が舞う

ひらひら

あたしを残して

桜が舞い散り始めて

またひとつの季節を刻んでく

あたしはただその景色を

立って見送ることしか出来ずにいた

二人で最後に撮りたかった写真

臆病なとこまで変わらないまま

あれから何年過ぎただろう

桜舞う季節はいつもほろ苦い