Lyric

この世界に生まれてから人を傷つけてばかりで

今ではすっかり必要とされなくなっていた

背中には歪で醜い痣がへばりついていて

誰かさんが言う「姿まで汚いんだな」

鏡に映らないから 人間と間違えていた

抜け出す隙間のない檻の中で

沈黙の泣き声を ただ吠えるから

これ以上この世界を汚さないように

誰にも許されていないけど 隠れて息をする

この世界に生まれてから皆が羨む役立たずで

今ではすっかり抜け殻で動けなくなっていた

心にも無様で醜い痣がこびりついていて

誰かさんが言う「中身まで汚いんだね」

鏡に映らないから 優しさを間違えていた

差し込む光のない檻の中で

朝も夜も暗闇だけをただ見つめるから

これ以上この世界を汚さないように

誰にも許されていないけど 潜んで餌を食べる

希望で満ち溢れた檻の外に

こんな私の居場所などはないから

これ以上誰も傷つけないように

世界がお望みのままに このまま姿を消す

忘れたら それでいい 思い出したら 呪って

忘れたら それがいい 思い出したら 殺して

だって 私は怪物だから