

たぶん、これでよかったと
どうせ満足気だろう
春、また春のせいにして
やり過ごすのも見えている
この辺りも随分と様変わりしちまって
ちょっと歩いて帰りますかね
つくづく、節操のない
雨の気配が気になるくせに
街を発つバスを待っている
あの人を見てしまう、性懲りもなく
向こうの角を曲がるまで
この罰は続くのさ
よく聞くフレーズのような
もどかしさを羽着こなし
いつかは普通になっていく
いつかなら既にもう過ぎていた
火を絶やした制裁だ
背を正すが正解か
まさか胸を撫でおろしている?
いやいや、滅相もない
ガラでもないと、言えたもんかな
解体されたバラックの上で
寝そべるルサンチマン、置き去りのまま
都合良く隠して装って
死ぬだけの街に灯が
もう一つ灯った
誰に向けた体裁だ
春のせいだと言い張った
そんなの誰も聞いてもいないのにな
いやはや、殺生なもんだ
雨の気配は気のせいだったな
街を発つバスが止まって
あの人と目が合うその瞬間に
今年もまた為す術なく
唇を噛みしめる
春と罰、生活の輪廻
染み垂れた懺悔もどうせ本当は
都合良く隠して装って
この街に沈むのさ
この春に沈むのさ
- 作詞者
牛首
- 作曲者
毛利翔太郎
- 共同プロデューサー
やまもとひろゆき, 牛首
- レコーディングエンジニア
福山力也
- ミキシングエンジニア
福山力也
- マスタリングエンジニア
福山力也
- ギター
毛利翔太郎, カンカン
- ベースギター
牛首
- ドラム
やまもとひろゆき
- ボーカル
毛利翔太郎
- 合唱 / コーラス
やまもとひろゆき

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パラダイムロスト
LONE
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春と罰
LONE
アーティスト情報
LONE
結成20周年を迎えるOSAKAのロックバンド。歌唱する本人ではなくベースが弾ける文豪こと牛首が作詞を担当するという創作形態を結成当初からとる。 牛首の静かなるモノローグを轟音の祭壇に捧げ、祈るように今日も毛利は歌う。
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