気づけば降り出していた外は雨
「自転車じゃ帰れないね」って君は笑う
一つの傘でゆっくりゆっくり駅に向かう
君は子どもみたいに傘の中で笑ってた
「ここまででいいよ」と言う僕を振り払って
一駅分の切符を買った君
つないだ手 人ごみ 数字並ぶ時刻表
2人の間にサヨナラなんていらない
中央線の快速を君と2人で待ってたね
このまま電車が来なければ もう少し一緒にいられるのに
窓越しの君の顔 雨粒が邪魔しているけれど
きっと君は笑ってる また会える日曜日のこと考えているんだろう
小さなすれ違いの重なりを話し合う時間さえも取れないまま
2人でいること当たり前に感じてた僕の甘えが全ていけなかったと気づく
君が教えてくれたアイロンの掛け方も少し上達したんだ もう一度君に見てほしい
こんなにも君のいない日曜はつらいんだ 僕はこれほどに君の全てが好きだったんだ
中央線の快速は何も変わらず流れてる
まるで君と僕のことなんか知らないよって言ってるみたい
それでもこの街と君の街を繋ぐ快速を憎めないでいる僕は
きっとまだわずかな何かを捨て切れてないんだろう
風になびいてた髪をふと思い出したんだ
それを抑える仕草も笑ってごまかすあのクセも
すれ違う人並みに君の姿見かけたんだ
僕の好きだった長い髪を君は短くしていたね
中央線の快速を君と2人で待ってたね
線路の向こうで今君は何をしているんだろう
中央線の快速を君と2人で待ってたね
短くなった君の髪 もう二度と快速の風に揺れることはないだろう
中央線の快速を
- Lyricist
Daishiro Futakami
- Composer
Daishiro Futakami
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