

月影淡く 御簾を染め
香の残りが 宵を惑わす
ひとひら落ちる 紅の花
名もなき胸の 火を隠す
袖のしずくに 灯る夢
触れては消える 面影ばかり
この身はここに 留まりて
願いだけが 遠くへ急ぐ
誰にも見せぬ まなざしの奥
ひそやかな熱が 息を潜める
しきたりの夜に 閉ざされながら
焦がれるほどに 空を求める
花月絵巻 ひらけば
月の雫に 花は燃えて
動けぬ袖に 秘めたまま
この情熱は もう止まらない
生き急ぐ熱が 揺らめく
御簾の向こうで 夢が叫ぶ
誰にも止められぬ魂が
夜の深みを 裂いてゆく
雅の庭に 風は舞い
静かな色を 重ねるけれど
わたしの内の 若き炎
花より深く 燃え続けてる
逢えぬ想いを 抱くほどに
胸の景色は 激しく揺れる
行けない道を 知りながら
心ばかりが あなたへ走る
この身は時代に 縛られても
願いの灯火 消せはしない
言葉にできぬ 痛みのすべて
思いの声を 空へ放つの
花月絵巻 ひらけば
咲けぬ花さえ 光を抱く
満たされぬまま 焦がれゆく
この胸だけは まだ生きている
この世界は 儚く
月の彼方へ 夢は昇る
誰にも許されぬ 願いなら
光のように わたしを貫いて
身体を持つがゆえに
触れたい温度を知ってしまう
身体を持つがゆえに
この世の檻も知ってしまう
それでも思いは ひれ伏さない
閉ざされた夜を 突き抜けて
花の命を 燃やしながら
見えない空へ 昇ってゆく
花月絵巻 ひらけば
縛る時代も 裂けるほどに
雅の裏で 燃えるもの
夜の彼方に 咲き乱れる
この魂は 果てなく
月も涙も 抱きしめて
誰にも止められぬわたしは今
夢の彼方へ 昇ってゆく
この心を ひらけば
花のいのちは 夜を焦がし
行けない身でも 魂は
誰より遠く 進んでゆく
残る月
散りゆく花びら
それでも消えない 胸の光
- Lyricist
Masahiro Yanagiya
- Composer
Masahiro Yanagiya
- Producer
Masahiro Yanagiya
- Vocals
Masahiro Yanagiya
- Programming
Masahiro Yanagiya

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Kagetsu Emaki
Masahiro Yanagiya
Heian-inspired Japanese cinematic rock / Kagetsu Emaki / moonlit palace / melancholic passion / original song



