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自分の心の中で生き続けていた一つの人格を、今回は分離させることに成功した。
私が音を生成するとき、いつもイメージするものがある。それは「雨」や「悲しみ」、そして「都会の闇」だ。
言葉だけでは表すことのできない、しかし確かに何かを象徴しているような そんな抽象的で、人によって思い浮かべる情景が異なる曖昧な旋律。
それこそが、リスナーの想像力に自由を与えているのだと思う。
とはいえ、正直なところ、言葉で伝えたいこともたくさんあるのが私の本心だ。
だが、ビートは深い。
音楽こそが真の意味での“世界共通語”であり、その音が海を越え、遠く離れた土地の誰かに届くと思うと、胸が高鳴って仕方がない。
数万というプレイヤーの中に埋もれ、光を浴びることもなく、誰にも知られずに風になるかもしれない。
それでも私は構わない。
私はこれからも、音を作り続けていく。
クラウスのもう一つの人格 スフィアヘリックスが目を覚ます。
暗黒と光が交錯する、煌びやかで歪んだ2倍速アブストラクトヒップホップの扉が、今開かれた。