Lyric

青白く輝く夜に訪れる

”それ”は不意に

白黒のステージで踊り出す指先

ステップは自由に！次の小節で

また不思議な夢のような卵を見ている

いつか夢見た日々が、憧れたその影が

音を立てて崩れるように時だけが過ぎて往く

心の穴を埋めてくれるものを探して

溢れ出す音を紡いでゆく

夜の海に沈む月の中で

人知れず鳴り出すメロディ

あの日を忘れ去るほどにまたひび割れて

灰色の想いで口遊む日々に

在り来たりなフレーズを次の小節で

ただ鏡に映された私を見ていた

いつかこの手で触れた幼気な心すら

音を立てて崩れるさまに目を背けたくなる

卵が割れるときを待つだけの寂しさも

溢れ出す音と響いてゆく

夜の海に沈む月の中で

嗚呼、馳せるような情動も今は死んだ

なのに息衝くこの痛みの正体は何…？

いつか夢見た日々が、憧れたその影が

音を立てて崩れるように時だけが過ぎて往く

心の穴を埋めてくれるものを探して

溢れ出す音は続いてゆく

明くる夜に沈む月の中で絶えるまで

青白く輝く夜に訪れる

”それ”は不意に