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歌詞

対岸の雨

MASLA-O

死を渇望した日々 遠く見つめ

今は「死にたい」とすら思えない

ある意味、生きる理由になってた

矛盾してる

百も承知

死ぬことが何故か支えになって

それすら失った

何もないよ

心の中は空っぽ

こんなんのため、生きてる訳じゃない

転んでも、かけない優しい声

肉がえぐれて、汚れる血と骨

あの雑草も耐え抜く、どしゃ降り

はね返す逆境は大粒の雨

親の金で飯食い、何を言う?

何もないガキが誰に何を言う?

むさぼる無駄な暇と睡眠

そのくせ気にする口座の数字

消化不良でえずく一日中

病んだ目で歌い吐き出すRec Booth

君に問う、何故そこにいる?

雨の中、傘もささずに立って

消化不良でえずく一日中

吐き出す汚物 音乗せるRec Booth

自分に問う、何故ここにいる?

おれは生まれた、だから生きてる

自称HSP、ADHD

お前はサボりたいだけの廃人

その堕落、発信する暇があったら

病院で己の普通確かめろ

「あなたはあなたの関係者ですか?」

間違いない、おれはおれ

笑わせんな

出身は大阪、千里中央

生きるため乗る電車の出発点

今はクソガキ ただの一学生

少しの贅沢の為に稼ぐ円

悩みながら歩いてる道で、飛んでく金

こっから取り返そう

この希望が何かに打ちのめされる前

今のうち歌詞書きためて

死ぬときに言うことがないくらい

この音楽を自分に捧げよう

消化不良でえずく一日中

病んだ目で歌い吐き出すRec Booth

君に問う、何故そこにいる?

雨の中、傘もささずに立って

消化不良でえずく一日中

吐き出す汚物、音乗せるRec Booth

自分に問う、何故ここにいる?

おれは生まれた、だから生きてる

  • 作詞者

    MASLA-O

  • 作曲者

    horime beats

  • プロデューサー

    horime beats

  • ラップ

    MASLA-O

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アーティスト情報

  • MASLA-O

    大阪府豊中市出身。 HIPHOPシーンには似合わない、「普通のちょっと上」の家庭に生まれる。 2019年、実家のクローゼットで音楽活動を開始。 同時期に発病した精神疾患による、うつ状態と抗うつ剤の投与で生活が一変。ベッドから起き上がることもできない日々の中、ただ死を見つめ続け、「普通」でなくなってしまった自分を卑下しつつも、その自分を特別視してしまう矛盾。 2021年に京都に移り住み、本格的なライブ活動、そしてSingleを発表。 その3年後に発表した1st EP『ジェイボーイ』では日本という国に対する疑心と彼の日本主義的思想がよく見てとれる。 2025年、上京する直前に発表した1st Album『NEW TOWN』では、それまでの22年間の人生を「川のこちら側と向こう側」、「生と死」、そして「正常と非常」といった二項対立で描いた。 よくあるHIPHOPのフレックスとは違い、負の方向に重きを置き、人生を模索する彼のルールはリリックに表れている。 自身の生活と一体化した叙情的で陰鬱なリリックと、弱さをそのまま曝け出すスタイル、荒削りなライムで、人の生と死という大きなトピックを書き残し続けている。

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