

セミが鳴く それと車の音
煩わしい人工物の音
昼の喧騒 失くした中学校
その屋上 飛び降りるおれ想像
もう子供じゃないと言い聞かすが
いつだって気持ち あん時のままだ
ガキの頃の敵は親、先生
成人のおれ
敵は自分
地元は大阪、豊中
学校までおかんの車、乗る朝
憂鬱だった 生きてることが
今よりも強く そう思ってた
この病気がなければ、今はない
でも病気がなくても、おれはいたはず
生きたいかって、今聞かれたら
答えは変わらない 生きたくない
17から今、何が何だかさっぱり
でもお前より…ってそれハッタリ
ただのクソガキ
楽しそう パッと見
17から今、この人生にがっかり
命は消耗品じゃない 命は命
今はひもじい
金の代わりに苦しい気持ち
実家を抜け出して京都在住
そのくせ不自由、眠気と退屈
夢見る歓声鳴り止まぬライブ
今やってんのは自分への愛撫
Peaceな煙 午前3時半過ぎ
音楽で食う それは無理?
やりたいようにやる それは無理
だっておれには病気以外ない
金とか女、愛とか夢
正直に言うと、どうでもいい
誰も悲しまない死も受け入れる
死んだ後の世界も気にしない
おれはおれ 病気じゃない
いつか乗っ取られるって気が気じゃない
全部蝕まれ、おかしくなる前に
音楽で残す、生きた証
17から今、何が何だかさっぱり
でもお前より…ってそれハッタリ
ただのクソガキ
楽しそう パッと見
17から今、この人生にがっかり
命は消耗品じゃない 命は命
今はひもじい
金の代わりに苦しい気持ち
- 作詞者
MASLA-O
- 作曲者
MonkeyMuzik
- プロデューサー
MonkeyMuzik
- ラップ
MASLA-O

MASLA-O の“17から今 (Recorded in 2022)”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Intro -ある駅にて-
MASLA-O
- 2
Metaverse
MASLA-O
- 3
対岸の雨
MASLA-O
- 4
自転車操業
MASLA-O
- 5
Interlude -踏切-
MASLA-O
- 6
灰と蝶々
MASLA-O
- 7
蛙
MASLA-O
- 8
ほつれ (feat. 光鼓)
MASLA-O
- ⚫︎
17から今 (Recorded in 2022)
MASLA-O
- 10
OLD TOWN
MASLA-O
アーティスト情報
MASLA-O
大阪府豊中市出身。 HIPHOPシーンには似合わない、「普通のちょっと上」の家庭に生まれる。 2019年、実家のクローゼットで音楽活動を開始。 同時期に発病した精神疾患による、うつ状態と抗うつ剤の投与で生活が一変。ベッドから起き上がることもできない日々の中、ただ死を見つめ続け、「普通」でなくなってしまった自分を卑下しつつも、その自分を特別視してしまう矛盾。 2021年に京都に移り住み、本格的なライブ活動、そしてSingleを発表。 その3年後に発表した1st EP『ジェイボーイ』では日本という国に対する疑心と彼の日本主義的思想がよく見てとれる。 2025年、上京する直前に発表した1st Album『NEW TOWN』では、それまでの22年間の人生を「川のこちら側と向こう側」、「生と死」、そして「正常と非常」といった二項対立で描いた。 よくあるHIPHOPのフレックスとは違い、負の方向に重きを置き、人生を模索する彼のルールはリリックに表れている。 自身の生活と一体化した叙情的で陰鬱なリリックと、弱さをそのまま曝け出すスタイル、荒削りなライムで、人の生と死という大きなトピックを書き残し続けている。
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