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本作は、他者に愛されるために自己を縮小させていた欺瞞を両断し、90年代直系の狂暴な歪みコードと情緒纏綿たる肉声の二面性によって実存を奪還する「自意識の覚醒と主客転倒の蜂起」をテーマにした、極上のシネマティック・グランジポップです。過剰に整形された現代ポップスの無菌室的なスタジオ加工や凡庸なメジャーコードの安易な救済を徹底的に焼き尽くし、静謐なVerseから爆発的なChorusへ遷移する伝統の「quiet-LOUD-quiet」の律動と、可憐なウィスパーから喉を引き裂くスクリーミングへとシームレスに変調する男性的な力強さを宿した女性アルトボーカルが融合。イントロの最初の数秒から、耳に残る不条理なパターン・インタラプトの乾いたクリーンアルペジオと分厚いミドルヘヴィ歪みが急襲し、脳内を強引に監禁します。サビのダイナミック・シフトだけで胸を締め付けるダイナミズムを構築。最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。