歌詞

あの日の空は澄み渡って

白樺の木から顔を出した

君の笑顔が忘れらんない

だからここへ戻って来てくれよ

２月の空はカラリ乾き

日向を求めてのらりくらり

チャイムが鳴り止むジャストで

上履き履いて　廊下を走った

窓辺に浮かんだ座る君

教科書に書いた落書きが愛しい

今　君は水の中で　ただ

そこに立つ動かない花

一緒に帰った放課後

君を自転車に乗せて走った

慣れない僕を笑って掴む

その手の温かさは

いつかいつか

消えちゃうんでしょ

今が１番大事とか

未来の事とかどうだっていい

僕らは大人になっていく

花瓶の花はいずれ枯れるのに

微睡みに浮かんだ座る君

教科書に君は落書きを増やす

何かを書き終えた後はすぐ

音も無くどこかへ消えた

星に生まれ変わったのなら

せめて空っぽになった僕の

晴れない心照らしてくれないか

それでもこの悲しさは

いつかいつか

消えちゃうんでしょ

夜空を見上げて　君を思い出して

胸はいつも苦しくなって

君と居たこと　これが証

この苦しさは君と居た証明

一緒に通った道を

１人自転車に乗って走った

今日もジャストで向かうよ

クラスルーム

何気なくあのページを

開いたら　見覚えのある優しい文字

あの日現れた君は

夢や幻なんかじゃなかった

霞む視界と溢れ出る涙

そこにはたった一言

「ありがとう」