Lyric

いつもの朝　いつもの服

決まった時間に　玄関を出る

君は笑ってた　昔はきっと

だけど今は　無言の背中

結婚して　安心して

歯車のように回る日々

「これが幸せ」だと思ってた

何も変わらないことが美徳だと

時計通りの帰宅

机に並んだ夕食

でも目も合わせずに

俺はただビールを飲む

言葉が減って　笑顔も消えて

気づけば遠くにいた

君の涙に　気づけなかった

酔ってばかりの俺じゃ

愛される資格もなかったんだ

本当に　ごめん

夢の中で見た光景は

誰もいない　暗い部屋

君の声も　子どもの笑いも

全部　幻だったみたいで

目が覚めて　何もなくて

残ったのは　空き缶と孤独

自分の弱さ　ぶつけた日々が

君を傷つけていたんだね

言い訳ばかり　誤魔化してた

本当は不安だった

でも強がって　逃げてばかりで

誰も救えなかった

今さら　わかっても遅いけど

せめて言わせて　ごめん

もう一度笑ってくれるなら

どんな罰でも受けるから

取り戻したいなんて　言わない

ただ　謝りたい

君がくれた　優しさに

甘えてたのは　俺だった

無言の夜に　滲む後悔

涙で流れた夢

今ここで　叫ぶよ

君に　心から　ごめん