Lyric

いつかは　いつかは　この茹だるような

心も体も　安らぐだろう

あなたに　あなたに　恋した夏が

幕を閉じるみたいに

きっとすべてミラージュ

雨の昼下がり　なんだか気怠いな

雨季に咲く花を　見たい気分だ

あなたとふたりで立ち寄った画廊は

まだそこにあるよ

たまに出会う　あのあなたの香りが

いつまでも心ざわつかせる

急ぎ足でまた傷だらけになって

遠退いてゆくの

変わりゆく日々と移ろう心が

目まぐるしいのに　まだ期待していた

出掛ける矢先に始まる暮雨（ぼう）が

優しいあなたを蘇らせる

儚く散りゆく　真夏の日々は

まだちょっと苦い記憶で

それもすべてミラージュ

穏やか　日曜　なんだか切ないな

とりあえず　何処かへ出かけようか

会えなくなるより曖昧なままで

続いていけばいい

明るい性格で　どこか繊細で

こだわりが強いあなたに夢中

いつまで　いつまで　孤独なのかな

離れてゆくほど　手繰り寄せたい

行く手を遮る我楽多みたいな

感情に邪魔されても…

いつかは　いつかは　この茹だるような

心も体も　安らぐだろう

あなたに　あなたに　恋した夏が

幕を閉じるみたいに

行き場を失った恋も

きっとすべてミラージュ