歌詞

今宵はもう盛大な

月灯り踊る味だ

歩いてきたんだ ずっと

なんにもない文明で

笑い声が響く

夜明けまで 歌う喰らう

今にも落ちてきそうな

月がデカい夜だった

林檎が成ってる木を見つけたよ

麓のまんなかで

目頭に熱い水があふれたよ

人類が初めて辿り着いたよ

今宵はそう停滞な

月ばかり探す旅だ

歩いてきたんだ ずっと

灯りもない文明で

ネクタイ掻き分けて

トカラの森で迷子になって

逃げ込む中央線の

吊り革がお月様

林檎が成ってる木を見つけたよ

麓のまんなかで

目に見えないから無くしちゃうんだよ

気がついたらまた無くしてるんだよ

あゝみな人類

あぁ、でも人類

あゝみな人類

あぁ、もう人類

林檎の木を探すことはやめたよ

どこかのまんなかで

すり減ってもうボロボロになっても

地平線の先がまた地平線でも

その端と端を繋いで大地に

根を張り　真ん中で

目頭の熱い水をやるんだよ

そして人類は林檎の木をつくったよ