Satsuma’s Historyのジャケット写真

Satsuma’s History

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かつて日本の近代化の先頭に立った土地、薩摩。今では温暖な気候と美しい自然、そして優しい人々が暮らす鹿児島県。その地が歩んだ激動の歴史と、そこに生きた人々の魂を音楽として昇華させた本作『薩摩烈伝』は、過去と現在をつなぐ音の記録である。

このアルバムには、幕末から明治維新にかけての薩摩藩の動乱、英雄たちの志、西郷隆盛の信念、そして薩英戦争や鳥羽・伏見の戦いといった歴史的な出来事が、現代的なロック/ポップ/和楽器の融合によって再解釈され、鮮烈に表現されている。歌詞には日本語と英語を織り交ぜ、薩摩の魂を世界へと伝える試みも込められている。

たとえば「チェストの叫び」は、薩摩武士たちの勇ましさと、命を懸けた覚悟を力強く描いた楽曲。掛け声ひとつに込められた魂を、力強いリズムと鋭いギターで表現している。一方で「くしくも散った西郷さん」では、英雄が歩んだ悲しみと孤独をしっとりと描き、聴く者の胸を打つ。

「薩英戦争からの友情」では、一度は敵として砲火を交えながらも、そこから築かれたイギリスとの信頼関係に焦点を当て、真の意味での国際交流とは何かを問いかける。また、「王政復古の大号令」や「鳥羽・伏見の戦い」は、日本の運命を変えた瞬間を躍動感あふれる楽曲で表現し、リスナーを歴史の渦中へと引き込む。

そしてアルバムの最後を飾る「今の鹿児島へ」では、現代の鹿児島が持つ穏やかな県民性、美味しい食事、雄大な自然といった魅力が、柔らかなメロディとともに描かれる。時代を超えて受け継がれる「薩摩スピリット」が、静かに、しかし力強く響く。

このアルバムは、単なる歴史の振り返りではなく、私たちが今、何を受け継ぎ、どう未来へつないでいくかを問いかける芸術作品である。炎のように燃え、桜島のように揺るぎない、薩摩という魂の記録を、ぜひ耳で、心で、体で感じてほしい。

アーティスト情報

  • Kimono Swing Girls

    日本の伝統美と未来的サウンドが響き合う、新感覚のエレクトロスインググループ――それが私たち**Kimono Swing Girls(キモノ・スイング・ガールズ)**です。10人の個性豊かな日本人女性が集い、1920年代のスウィングジャズと現代エレクトロニックミュージックを融合させた音楽スタイルで、観る人・聴く人を時空を超えた音楽の旅へと誘います。 グループ名にある“キモノ”は、私たちのビジュアルの象徴。伝統的な和装を現代風にアレンジし、LEDや未来素材を組み合わせた“ネオ和モダン”な衣装で、和と洋、過去と未来を鮮やかに結びつけます。楽曲には三味線や和太鼓など和楽器のエッセンスも取り入れ、日本らしさを失わず、世界に通用するエンターテインメントを目指しています。 各メンバーは異なる音楽的背景を持ち、ジャズ、クラシック、アイドル、テクノ、シティポップなど、多彩なジャンルからインスピレーションを得ており、グループ全体としての表現力も幅広く、常に新しいスタイルに挑戦し続けています。 ステージでは、煌びやかなLED照明とレトロなステレオ機器、そして生演奏やダンスが融合し、視覚・聴覚の両面で観客を魅了。日本国内にとどまらず、アジアや欧米でも活動を広げ、"日本発のエレクトロスイング"という新ジャンルを確立すべく活動中です。 私たちKimono Swing Girlsは、古き良き時代のエッセンスを現代の感性で再構築し、日本から世界へ、音楽と文化の“スウィング”を届けていきます。

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