Lyric

行かないで青くて可憐な日々よ

心に挟む一つの栞

見慣れた景色を懐かしむように

僕らは時を残酷に刻む

君が言う「またね」

いつもとは違って感じた

小さく頷き 手を振る帰り

過ぎた思い出辿るように

巡る軌跡が僕の胸を打つ

行かないで青くて可憐な日々よ

臆病な僕にはまだ怖いんだ

光差す明日が眩しくて見れない

放課後の屋上 鳴り響くチャイム

オレンジの空見上げながら

「あと少し」

退屈だった午後の授業中

君と目が合って思わず笑い合ったね

素直になれずにムキになり

君を困らせた “あまのじゃく”

あの時はごめんね

見返すフォルダ 大切な今を

いつだって君と過ごし分かち合った

溢れる想い ありすぎて

迫る時間 針の音 胸を刺す

行かないで青くて可憐な日々よ

色褪せないな どれもこれもさ

遠ざけてゆくほどキラキラ輝いて

変わりゆく季節 蕾は膨らみ

花を咲かせる その日はもう目の前だ

行かなくちゃ 未来へ

別れの時だ

怖気付く足 奮い立たせて

酸いも甘いも全てが青かった

君が待つ校舎へと走り出す

咲き誇れ 舞い上がれ 可憐な日々よ

もっとね ずっとね 一緒に居たいよ

滲む視界 拭って 心のアルバムに

過去にならぬように栞を挟んで

いつもの帰り道 笑顔で言う「またね」