旅立ちアルバムのジャケット写真

歌詞

カラクリ

Spection

君のちょっと早くなる歩調に合わせて

そっと身を早めようか

いつか見つからなくなる本当に

そっと目を塞いでいた

転がってく 狭い下り坂を

確かあれは2人で買ったリング

きっと僕らがこのままじゃいられないことを物語ってんだ

それでも僕らは映画を見ずにはいられないな

これでもかって言うくらい

しょうもないストーリー 飲み込んで

バレないように目を閉じた

そんなこんな今日は

会ってからスクリーンばっかり見ている

「つまんなかった」なんて

あぁそれはさっきの映画のことかい?

からまった時計の針を 君が覗いたから

最後まで時間を戻すだけ

片方の針はもう動かなくて

もうこのまま捨てちゃおっかな

転がってく また連なってく

同じ今日をただ繰り返して

さっきまで聞いてたはずの大好きな曲も

飽き始めていたんだ

それから僕らは当てもなく歩き続けたよ

解き放たれて 自由の身になって

吐き出した 最後の最後に

言えなかった「さよなら」

どうやったらこんな

真っ暗な道を歩いていけんだ?

都合が悪くなっても

あの昨日は二度と戻らない

くだらない妄想に浸って

朝の光を待っている

このどうしようもなく孤独な

夜を殺して 枯らして 声を

忘れかけているんだろ?

こうなったらそのまま

困難な今日だって

最後まで振りしぼって生きている

自問自答してみたって

答えは結局1つもわからない

そんなたった1人の僕が

相も変わらない今日を生きている

拾ったばかりの今日は

部屋のゴミ箱に捨てるのさ

  • 作詞

    Spection

  • 作曲

    Spection

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山陰で活動するピアノバンドSpectionが2019年に発表した1stフルアルバム。卒業・決別・死など様々な旅立ちをテーマにした10曲が色とりどりに収められています。

アーティスト情報

  • Spection

    山陰地方を拠点に精力的に音楽活動を行う3ピースピアノロックバンド。印象的なピアノリフやベースソロ、キャッチーなメロディが一度聞くと耳から離れない。「同年代の働く世代に応援歌を届ける!」というコンセプトで作られたボーカル清水の歌詞もぜひ聞いてほしい。

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