Lyric

やわく握りしめた

掌の中に刻み込まれる

サイコロを振って 小舟は進み出す

はぜた町の片隅にいて

行き場がなくて

はみ出すため息

ボタンを外したら

世界に通じれた

消えない声は響いてくるの

そばに来て抱きしめて 塞いで

愛されたくて なのに傷つけた

昨夜のことなら 君は帰らないけど

忘れずにいてね 憎んでもいいよ

僕がいることを ここにいることを

雨が降りすさむ傘の中で

しゃがみこんでいる

ターミナルの灯り

あなたを浮かべて

もう一度歩き出す

見えない声が 気づかぬうちに

差し伸べた道しるべ 描いて

生きていくための道具にしていた

見ないふりしたら 彼は殺せないの

運命のように自由じゃないから

あの子に救いを あの子に許しを

T字路の先で 何が起こる

誰も知らない 何が待ってる

Pray for me

But listen to his story

雨は思うより早く止んで

歩道に光る雫を数えた

そして歩き出す