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monk beat ではひふみ祝詞を富士山から宇宙に響かせるイメージでアレンジしました。音源制作最初は富士山のバイブレーションを楽曲に採取する目的で、5合目にてフィールドレコーディングを行いました。録音日(2021年7月)は真っ青な大空に龍の形をした雲が時おり通り過ぎる幻想的な空間でした(ジャケット画像)。シーンと静まりかえった5合目は、以外にもミツバチたちの羽音が響いていました。楽曲にはこのミツバチの羽音を3重に合わせ4つ打ちビートの根幹を作りました。また白糸の滝でのフィールドレコーディングもBGM感覚でトラックの後ろにミックスしました。滝音は人の脳内にα波を生成しやすい「1/fゆらぎ」を持つと言われ楽曲に安心感をプラスする効果があると考えました。
ひふみ祝詞の言葉はできる限り自我のない音を目指し、数重にも重ねました。
音源のトータルバランスは祝詞が富士の蜂音に支えられるように音数の少ないアレンジを施しました。
捕捉
ひふみ祝詞は古代から奏上されてきた「言霊の力が宿る祝詞」で、厄災が幸福に転換されることから除災招福のご利益があるほか、鎮魂法(ちんこんほう)でも使われてきたそうです。ちなみに鎮魂法とは、古神道で重要とされている行法の1つで、神の御魂を招いて自らの魂を広大にさせる「おおみたまふり」と、自分の魂が離れ散るのを招き返して結び止める「みたましずめ」の2つの意義があるとのことです。
monk beat(山口泰) San Francisco State Univ. 東京電機大学にて音響工学を学び、ビクタースジオより独立。New Yorkへ渡りCHARA 、Crystal Kay、Britney Spearsなど国内外のメジャー・アーティスト作品に携わる。日本人で最も早く Pro Tools を導入したエンジニアのひとりでもある。9.11を機に帰国し、現在は千葉県南房総のお寺・薬王寺にスタジオを構える。monk beatのモンクとは修行僧、ビートは鼓動と解釈し修行僧の鼓動を意味する。エンジニアの他にも芝・増上寺での『極楽なひととき』など音楽会のプロデュースやmonk beatとしてラジオNHK WORLDで楽曲制作も行い、ご縁のある素晴らしいミュージシャンたちと希望の音を鳴らす。“心揺らす太い音!”が信条。敬愛する音楽家はバッハ。
monk beat records