歌詞

言の葉が沈むらしい　海岸を歩いていたんだ

届かない想い達が　貝殻に抱かれて眠る

潮が満ちた午前二時　足跡は消えてしまった

約束のほとんど全て　化石になってしまった

この砂浜のどこかで　忘れかけていた台詞が

虫の息で潜んでいる　そんな気がして

夜明けまで掘り返してた

いつかの「ありがとう」とか「ごめんなさい」だとか

伝えるべきだった言葉たちを拾い集めて

波の音にさ　乗せて歌い続けたんだ

嗚呼　いつか君に渡せるように

なんでこうなったんだ　なんでこうなったんだ

OH NO NO NO NO NO

言の葉が沈むらしい　海岸を歩いていたんだ

届かない想い達が　貝殻に抱かれて眠る

まるで心電図みたいな　水平線を眺めていた

化石になってしまった約束たちを

君はまだ覚えているかな

今では「愛してるよ」とか「幸せだよ」とか

錆びついてしまった　言葉たちを捨てかけてる

ボトルに詰めて　すべて流してしまおうか

嗚呼　届かないことを知りながら

ダイイングシーサイド

スーサイドの一歩手前

潮騒が消える頃に　貝殻を贈りたいのさ

いつかの「ふざけるなよ」とか「お前のせいだ」とか

吐き捨てた言葉は　灰にしてしまうから

戻れないかな　無理か　無理だろうな

嗚呼　それでも私はまだ

「ありがとう」とか「愛してるよ」とか

伝えたい言葉を　首飾りにしておこう

汚れてしまっても　君が笑わなくても

嗚呼　せめて棺に入れられるように