外灯のひとつもない路地で
夏は終わりを告げてしまいそう
角を曲がったら 曲がり続けたら
いつか君の街へ行けるかな
解答の出ない問いかけはやがて
厚かましさで煙たくなるから
雑な言葉が喉から出ないように
浅い呼吸で誤魔化してるだけ
もうこれ以上考えても
なにも変わらないと思う
これ以上 ぼくのことをおかしくさせないで
こわいことがあるなんていえない
逃げてしまいたいなんていえない
君に伝えられない言葉が
なにより胸をしめつけていて
のどとおらないからごはんはいらない
めんどくさいですませてしまいたい
欲にまみれてるだけだと
軽蔑してた こんな夜のこと
まるでなにかの呪いみたいだね
記録にしてまで縋りついてる
向かいの窓から灯りが漏れ出した
名前も知らない家族が住んでる
戻らない時間はただただ増えて
汗と混ざってからこぼれ落ちてく
その手に触れたら 触れてしまったら
嬉しい 悲しい 思い出すのに
ねえ なぜだろう
君の言葉がまた空に舞うたびに
大切にしてたものを
ひとつひとつ忘れていく
たしかなことはなにもいえない
明日の予定すらうまくいえない
黙りこんでしまうぐらいなら
これ以上はもう近づきたくない
傷もなく朝を迎えたせいで
その笑顔の理由さえ知りえない
たとえばぼくが消えたなら
少しぐらいは寂しいのかな
ああきっと
なにも考えてないんだって思っているのでしょう
心臓が跳ねて気づいてしまったんだ
ソーゾーリョクない人 ぼくも苦手かも
にぎった汗が乾いてしまっても
知らない風に吹かれたとしても
折り目がついた気持ちでも
渡せないのなら ないのと同じです
こわいことがあるなんていえない
逃げてしまいたいなんていえない
君に伝えられない言葉が
なにより胸をしめつけていて
のどとおらないからごはんはいらない
めんどくさいですませてしまいたい
欲にまみれてるだけなの?
その手に触れたくて とても苦しいよ
やっとの思いで言葉にできたのに
とても悲しいよ とても苦しいよ
- 作詞
千石ナタデコ子
- 作曲
千石ナタデコ子
- ベースギター
田中祐介
千石ナタデコ子 の“いえない (feat. 花隈千冬)”を
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いえない (feat. 花隈千冬)
千石ナタデコ子