翡翠のジャケット写真

歌詞

貧者の奔走

ささみ

願わず生まれた世界は

願われても来たくなかった

煌びやかな街の裏の泥水を誰かが啜る毎日だ

割り当てられたロールは

一生変わりゃしないと知るんだ

今更言いたいことさえないが

手を伸ばしたって ないものはないが

今日ないものは 明日探すんだ

なんもないくだらない僕も君も そうやって地を這うんだよ

烏滸がましい愛の妄言も

腰抜けたクズの雑言も

しょうもない以上の言葉が出ないよ

とっとと消えちまえ

最低だ 最低な ガラクタを命と呼んで

空っぽの今日を歩んでいく それが貧者の奔走だ

何千回何万回 心臓の針が振れようと

勘違いに溺れはしない 僕たちは出来損ないだ

理解できない しなくたっていい

何一つまともじゃない世界だ

それがどうした? お前はどうだ?

一つでも語れるものがあるのか?

後ろには 何もない

昨日あった足場すらないんだ

何も許されないんだ

それが貧者の奔走だ

[演奏]

「普通」は特権になって

僕らは侮蔑を味わった

「笑い」は嘲りと知って

僕らは笑えなくなった

「言葉」は気まぐれと知って

声が聞こえなくなった

左手で交わした握手の数は

数え切れやしない

命一つを賭けるには到底割の合わないゲーム

命二つで歩こうなんてさ百害あって一利もない

どうだい? 隣のソイツが牙を剥く

思いもよらないってか?

僕には信じられないんだ

その無頓着で阿呆な顔が

明日は今日の続きなんだ

今日の苦しみの続きなんだ

1円になりもしない人生が 今日もどこかで泣くんだよ

みんながみんな愛されちゃいない

どうしたってそれが現実だ そうだろ?

だから僕はここで歌うんだ

掃き溜めに立って

最低で 散々な 人生をただ紡いで

夢もない今日を歩んでいく それが貧者の奔走だ

何千回何万回 どこで泣き言を叫ぼうと

耳を貸す群衆はいない 僕らにはとうに何もない

理解できない 理解されない

お互い様だ 気取ってんなよ

それがどうした? それが僕らだ

隠しようのない姿形だ

逃げ場など どこにもない

必死に生きるしかないんだ

それしか許されないんだ

それが貧者の奔走だ

[エンディング]

  • 作詞

    ささみ

  • 作曲

    ささみ

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アーティスト情報

  • ささみ

    こんにちは! DTMerのささみです Studio One 5を使用しています! ハードロックが大好きで、それも含めた様々なジャンルの音楽をたくさん作りたいと思っています。 たくさんの音楽を作り、歌い、投稿していきますので、ぜひ聴いてください! よろしくお願いします 読んでいただきありがとうございました!!

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