歌詞

錆びついた空に揺蕩う

灰色の檻に手を伸ばす

ここにいる意味はないと知る

君もそうなの？

どれだけ夢を探しても

それだけ現実に向き合う

キミは泣き止まない

そうだったね

戻れないんだきっと

これだけ声を出したって

涙も出ないくらい枯れた世界だ

悲哀を謳って　雑音を綴った　詩に意味などはないと知って

あの日キミが零した涙は　救われなかった

鳥籠を抜けて　誰もいない未来へ　もう二度と泣かないように

鏡越しのキミに背を向けて　空に堕ちていく

[演奏]

「一つ　何も求めないように」

「二つ　何も託さないように」

「三つ　その手に触れないように」

痛いほど繋いでいた

そんな鎖を解いて

閉ざした鍵を壊した

僕の首を絞めていたキミの答えだろう

くだらない歌ごと　ゴミ箱に投げて　この牢へ置き去りにしよう

キミの「痛い辛い」も全部を　消してしまおうよ

鳥籠を抜けて　振り返らないで　ツバサなんて無くたっていい

飛べずに落ちていったっていいんだ　変えられるのなら

[演奏]

キミの悲しい世界を

僕の悲しい全てを

捨てて飛び立つと誓おう

悲哀を歌って　世界を壊した　死に意味などはないと知って

あの日キミが流した涙は　救われなかった

鳥籠を抜けて　キミのいない未来へ　生きたいと願えるように

鏡越しの僕に背を向けて　空に堕ちていく

「もう会えないね」

ぽつり声にする

置き去りの君へ

おやすみ

[エンディング]