空に馳せるのジャケット写真

歌詞

空に馳せる

藤原彩音

朝の滑走路 薄い光

静かな列が 動き出す

窓越しの空 淡くほどけて

低い雲が 流れていく

離れていく 街の色

にじむ輪郭 重なって

まだ眠る 屋根の上

やわらかな風 抜ける

揺れる機体 預けたまま

言葉はまだ いらなくて

ゆっくりと 高度だけ

静かに上がっていく

空に馳せる 低い声

風の層を なぞりながら

光の帯 滑るように

進んでいく

空に馳せる このまま

遠い青に 溶けていく

穏やかな空の奥へと

運ばれる

雲の影が ほどけていく

淡い海が 反射する

遠ざかる 交差点も

静かな模様になる

乾いた朝の 空気だけ

胸の奥に 残ってる

確かなもの 少なくても

このままでいい

空に馳せる 低い声

雲の隙間 抜けながら

透明な光の上

浮かんでいく

空に馳せる このまま

風に沿って どこまでも

心地よい景色の中へ

滑っていく

雲を越えて

少し明るい

青の奥に

触れていく

空に馳せる 低い声

朝の風を まといながら

遠い空の彼方まで

伸びていく

空に馳せる このまま

穏やかな光の中

広がる青の向こうへ

進んでいく

  • 作詞者

    藤原彩音

  • 作曲者

    藤原彩音

  • プロデューサー

    藤原彩音

  • グラフィックデザイン

    藤原彩音

  • ボーカル

    藤原彩音

  • ピアノ

    藤原彩音

空に馳せるのジャケット写真

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    空に馳せる

    藤原彩音

朝の滑走路から始まる静かな旅路を描いた、洗練されたミディアムチューン。

離陸していく機体とともに、日常の輪郭がゆっくりと遠ざかり、視界が広がっていく――そんな一瞬の解放感と穏やかな浮遊感を、繊細な言葉と情景描写で丁寧に表現しています。雲を抜け、光の中へと進んでいく感覚が、心の奥に静かに響く一曲です。

サウンドはエレクトリックピアノを軸にしたミニマルなR&Bポップ。柔らかなドラムループと控えめなベース、空気のように広がるパッドが重なり、軽やかで洗練されたグルーヴを生み出します。無駄を削ぎ落としたアレンジが、楽曲の透明感をより際立たせています。

ボーカルは低音域を活かした落ち着きのあるハスキーボイスで、ささやくように語りかけるスタイル。過度な感情表現を抑えながらも、内側にある余韻や深みを感じさせる歌唱が印象的です。

空へと馳せるその瞬間、すべてが軽くなる――そんな感覚にそっと寄り添う、クールで心地よい一曲です。

アーティスト情報

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