Lyric

夕方のあのメロディ

耳にするだけで戻れた気がした

全てのことを伝えるには

少し遅いが準備はしておこう

海の見える街から離れたせいか

笑い声も風は届けない

あの日やるべき事だけまとめて

しばらく振り返らずに歩いたんだ

目を閉じるだけじゃ思い出せなくて

感傷的にはなりきれずにいるのです

誰もいない部屋気だるい空気が

嫌に心地よくて

どうしようもなくなっているのです

泣きじゃくる花びら

指をつたう色水

帰り道のガスの匂い

淡く凍えた鼻先も

いつの日にか忘れてしまうかな

摩耗されてく心と

離れたくはないけど

片した心が溺れていく

中身のない言葉に息を詰まらせた

涙をこぼす事くらいでしか

素直にはなれなくて

目を閉じるだけじゃ思い出せなくて

感傷的にはなりきれずいるのです

誰もいない部屋気怠い空気が

嫌に心地よくて

どうしようもなくなっているのです

できるだけ長く息が出来る様に

そっとひそめていよう